MAXは、6mのボルトが測定可能な高出力ボルト軸力計です。
従来の超音波ボルト軸力計は、高い精度をうたいながらも、限られた条件でしかその性能を発揮することができない、 実際の測定では大きな測定誤差(ピークジャンプ)が生じやすい、信頼性に欠ける製品でした。
MAXでは、この弱点を克服するために開発された、独自の波形認識技術が搭載された、非常に信頼性の高い装置です。
測定範囲は、全長15mm~6m、径は5mm以上で、小さいボルトから構造物に使用される大きなボルトまで、測定することができます。
アナログ出力機能を使用すれば、締付の経時変化の採取も可能です。
2001年4月 発売開始
2008年3月 製造終了
2018年3月 メンテナンス終了
MAXの販売およびメンテナンスは終了しました。
重要締結箇所の確認に
トルク法や角度法などの既存の締結手法に比べて、高い精度でボルトの締結力を測定することができます。
トルク値や角度の決定に
軸力計に表示される実際の軸力を元に、トルクや角度を決定することができます。自動車等の組立業界では、ラインではトルクや角度で締結を管理していますが、このトルクや角度決定のマスター機として使用することができます。
歪ゲージの代わりに
歪ゲージと比較して、より少ない時間・金額で、測定を行うことができます。このため、測定サンプル数を増やし、より信頼性の高いテストを行うことができます。また、歪ゲージでは測定困難な、細い径のボルトも測定することができます。
ボルト軸力の経年変化の確認に
軸力の経年変化を管理することができます。
設計・試作での締付実験に
設計・試作における最適軸力の確認・決定に使用することができます。
ダイカストマシン・射出成形機の型締め力の確認に
タイバーの応力を測定し、実際の型締め力を簡単に確認することができます。
各種実験の軸力測定に
アナログ出力機能を利用して、例えば振動実験中のボルト軸力変化などのデータも測定できます。
- 独自の波形認識技術を搭載。測定精度を向上。
- 径5mm以上、全長15mmから6000mmのボルトが測定可能
- 0.001KN(軸力)、0.0001mm(伸長)の高分解能
- 4000本、20000データの大容量データロガー搭載
- 温度補正機能搭載
- 専用ソフトウェア付き
- アナログ出力機能搭載
測定範囲 | 5mm以上(径) 15mm~6000mm(全長) ※ボルトの材質・形状、トランスデューサーの周波数・サイズにより異なります。 |
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測定 | 軸力/ 伸長 |
表示分解能 | 0.001KN、1KG(軸力)、0.0001mm(伸長) |
波形表示 | RF波形/ 半波整流 |
データ保存 | 4000本、20000データ |
周波数 | 1.0、2.25、5.0、7.75、10.0MHz |
パルス幅 | 3段階調節 |
寸法 | 216(W)×165(H)×51(D)mm |
重量 | 1.8Kg |
表示寸法 | 128×64ピクセル |
PC接続 | RS232 / USB |
動作温度範囲 | 0℃~40℃ |
電源 | 単2型電池4本 30時間動作(アルカリ電池使用) ACアダプタ |
特徴 | オートゲイン 温度自動補正(温度センサー) オートマチック ウエイブフォーム(最適波形を選別する処理) |
付属品 | キャリングケース、インスツルメンツケース、温度センサー、トランスデューサーケーブル、 カプラント(接触媒質)、ソフトウェア、RS232ケーブル、ACアダプタ、取扱説明書(和文)、校正証明書、保証書 |