2022年11月22日

電磁超音波厚さ計『MCT80』を販売開始
塗装材や酸化スケールの付着した金属の厚さ測定に最適
Wi-Fi接続でタブレット・スマートフォンからの操作が可能

非破壊検査機器の販売を行うダコタ・ジャパン株式会社(本社:さいたま市、代表取締役:深澤 義知)は、新製品の電磁超音波厚さ計『MCT80』の販売を11月22日に開始します。

電磁超音波厚さ計『MCT80』

『MCT80』は、ポケットサイズの電磁超音波厚さ計です。Wi-Fiでタブレット(ノートPC)と接続し、リアルタイムでエコーを表示、感度やゲート、音速の調整が可能です。もちろんタブレットが無くても使用可能で、場所を選ばずどこでも厚さを測定することができます。

2つのオート機能により、初めて超音波検査機を扱われる方でも複雑な設定が不要で、すぐに使用することができます。さらに保存済みの測定値が誤った値を示している場合は、ゲート位置を調整し検出点を変更することで、後からエラーを修正し正しい測定値を表示することができます。
革新的なソフトウェア(アプリ)に加え、1.5~150mmの測定範囲、Aスコープ、シングル・エコー、エコー・エコー等の基本機能も充実、薄物から厚物まで様々な金属の厚さ測定に対応します。
『MCT80』は、厚さ測定を新たな次元に導く画期的な電磁超音波厚さ計です。

特徴

  • 1.5mm~150mm(鉄)の広い測定範囲
  • カプラント(接触媒質、液体)の塗布が不要
  • 塗装材の素地(母材)の厚さを簡単に測定
  • 測定面に付着した酸化被膜(錆・スケール)の前処理が不要、落とさずにそのまま測定が可能
  • タブレットにリアルタイムでエコーを表示、設定の調整がタッチスクリーンで可能
  • 2つのオート機能(オートゲイン&ゲート)により複雑な設定不要
  • 保存済みの測定値が誤ったエコーを検出している場合は、後からゲート位置を調整し検出点の変更が可能

用途

  • 鉄・鋳鉄・アルミニウム・ステンレスなどの金属の厚さ測定
  • 酸化被膜(錆、スケール)が生じた鉄板や配管の厚さ測定(被膜を落とさずに測定が可能)
  • 塗装された金属の素地の厚さ測定(塗膜を落とさずに測定が可能)

仕様

測定方式 電磁超音波(ElectroMagnetic Acoustic:EMA)
超音波種類 横波超音波
測定範囲(鉄) 1.5~150mm
*測定範囲は、測定モード、測定対象の材質、膜厚、裏面状態により変わります。
画面表示 本体:数値
ソフトウェア:数値、Aスコープ
測定モード シングルエコー:Single Gate(ソフトウェアのみ)
デュアル・エコー:Double Gate(ソフトウェアのみ)
オート:Auto Gate(本体・ソフトウェア)
分解能 0.01mm
精度 10mm未満:±0.05mm
10mm以上:±(0.01 + 測定値 /200)mm
波形表示 正半波、負半波、全波、RF
平均化処理 1~6
音速設定範囲 1,000~9,999m/s(横波超音波)
周波数 4MHz
感度 1~100dB 1dBステップ、マニュアル / オート
電源 リチウムイオンバッテリー(約5時間動作)
環境 動作温度:-10~50℃ 保管温度:0~40℃
本体サイズ 176 × 42 × 32mm
本体重量 約250g
保証期間 1年(保証対象は本体のみ)
付属品 本体、試験片(鉄、アルミ)、USB充電器、USBケーブル
USBメモリ(ソフトウェア、取扱説明書)、ケース

お見積・お問い合わせ

https://www.dakotajapan.com/contact/

会社概要

会社名 ダコタ・ジャパン株式会社
所在地 <本社>
〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目10番5号
<本製品を管轄している部門>
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町4丁目150番1号
代表取締役 深澤 義知
事業内容 非破壊検査機器の販売および校正
サイトURL https://www.dakotajapan.com