2019年11月1日

薄物・精密検査用厚さ計のフラグシップモデル「PVX」
Ver.2にモデルチェンジして11月8日から販売開始

超音波検査機器の販売を行うダコタ・ジャパン株式会社(本社:さいたま市、代表取締役:深澤 義知)は、新製品の超音波厚さ計『PVX』Ver.2の販売を11月8日に開始します。

超音波厚さ計『PVX』Ver.2の概要

『PVX』は、0.15mmの薄物から9mの厚物まで測定可能な、0.001mm分解能の薄物・精密検査用超音波厚さ計のフラグシップモデルです。外観はそのままに内部のハードウェアを一新し、測定精度・範囲、処理速度を大幅に向上、Ver.2として生まれ変わりました。
A/Bスコープ表示、独立3ゲート、スキャンモード(高速サンプリング&最小値・最大値ホールド機能)などの様々な機能に加え、感度低下を伝播時間をもとに補正する新機能のGAIN(TDG)SLOPEを搭載しました。4GBのデータロガーを内蔵しており、測定データは付属のソフトウェアで簡単にPCに転送・表示することができます。さらに、モバイルバッテリーやパソコンのUSBコネクタからの給電にも対応しました。
有機ELディスプレイ(OLED)搭載のカラーモデルと、直射日光でも見やすく電池の持ちに優れたモノクロモデルの2タイプをラインナップしています。

特徴

  • 0.15mm~9mの圧倒的な測定範囲
  • Aスコープ(RF、半波整流)とBスコープ表示に対応
  • ペン型トランスデューサー等の様々な一振動子探触子に対応
  • 0.001mmの高分解能モード
  • 高減衰材や厚物の測定に対応する『GAIN(TDG)SLOPE』搭載
  • IP65の防塵・防滴性能と2年保証
  • 4GBの大容量データロガー

用途

  • 鉄・鋼・鋳鉄・アルミニウム・ステンレスなどの金属や、ガラス、プラスチック、セラミック等の精密厚さ測定
  • ペン型トランスデューサーを使用した湾曲部(R部、コーナー部)、エッジの厚さ測定
  • 塗膜上からの母材(素地)の厚さ測定

仕様

測定範囲 遅延材付きプローブ
インターフェース・エコー:1.27~25.4mm
インターフェース・エコー・エコー:0.152~12.7mm
コンタクトプローブ
パルス・エコー:1~9,000mm(9m)
エコー・エコー:2.54~900mm(90cm)
マルチ・エコー:2.54~150mm
測定単位 mm / inch
表示分解能 0.01mm / 0.001mm(1,000mm以上測定時は0.01mm分解能)
音速測定範囲 310~18,542m/秒
測定モード I-E:インターフェース・エコー
I-E-E:インターフェース・エコー・エコー
P-E:パルス・エコー
E-E:エコー・エコー
E-EV:マルチエコー
表示 Aスコープ(RF、半波整流)/ Bスコープ / 数値
ゲート 独立3ゲート
探触子 一振動子探触子
周波数 1MHz~25MHz
PRF 250Hz(最大)
パルス電圧 100 / 150 / 200V
パルス幅 スパイク / ノーマル / ワイド
ダンピング 35 / 50 / 75 / 100 / 300 / 600 / 1,500Ω
画面更新 カラーモデル:60回/秒、モノクロモデル:25回/秒
マテリアルリスト 38件
寸法 64(W)× 165(L)× 32(D)mm
重量 約383g(電池含む)
PC接続 USB Type-C
動作温度範囲 -10℃~60℃
IP等級 IP65(防塵・防滴)
電源 単3アルカリ電池3本(カラーモデル:12時間、モノクロモデル:35時間動作)、USB給電
保証期間 2年(保証対象は本体のみ)
機能 カップリングチェック(バーグラフ)、オートパワーオフ、バッテリー残量表示
バックライト、マテリアルリスト(38件)
1点・2点校正、プローブタイプ、アラームモード、差厚測定モード、 感度調整
スキャンモード(最小・最大値ホールド)
セットアップ(64件)、画面キャプチャ、GAIN(TDG) SLOPE、データロガー(4GB)
付属品 キャリングケース、カプラント(接触媒質)、取扱説明書、ソフトウェア
PC接続ケーブル、校正証明書、保証書

お見積・お問い合わせ

https://www.dakotajapan.com/contact/

会社概要

会社名 ダコタ・ジャパン株式会社
所在地 <本社>
〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目10番5号
<本製品を管轄している部門>
〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町4丁目150番1号
代表取締役 深澤 義知
事業内容 非破壊検査機器の販売および校正
サイトURL https://www.dakotajapan.com