2021年2月2日
素地を識別し測定方式(電磁/渦流)を自動で切換え
高機能デュアル膜厚計『QC-5C』を販売開始
非破壊検査機器の販売を行うダコタ・ジャパン株式会社(本社:さいたま市、代表取締役:深澤 義知)は、新製品のデュアル膜厚計『QC-5C』の販売を2月15日に開始します。
デュアル膜厚計『QC-5C』
『QC-5C』は、素地が鉄などの磁性金属上の塗膜測定と、素地がアルミなどの非鉄(非磁性)金属上の塗膜の両方の測定に対応するデュアル膜厚計です。素地を自動的に判断し、測定方式を切り替えます。標準プローブは1,500μmまでの膜厚測定に対応、さらに5,000μmまで測定可能な厚物用プローブやL字プローブ等の特殊なプローブも用意しています。
ISO19840に基く校正を含む9つの校正モードを搭載しており、用途に合わせた最適な校正モードの選択が可能です。塗装の粗さ状態を設定することで、より正確に膜厚を測定することができる校正モードも用意しています。
測定値の表示に加え、グラフ表示や、最大・最小・平均・標準偏差等の統計情報の表示機能を搭載、さらに測定毎にプローブを離さなくても連続的に測定を行う連続測定や、アラーム機能、差厚測定等の豊富な機能を搭載しています。オプションで、32,000件の測定値が保存可能なデータロガーも追加可能です。
『QC-5C』は、豊富な機能を搭載した高性能なデュアル膜厚計です。
特徴
- 素地を自動的に識別し、電磁・渦流の測定方式を自動切換え
- ISO 19840に基く校正を含む9つの校正モードを搭載、正確な膜厚測定を約束
- 0~5,000μm(5mm)の広い測定範囲、100μm未満は0.1μmの高分解能
- 測定値の表示に加え、最小・最大・平均値等の統計情報と、グラフ表示に対応
- 接続したプローブを自動で認識し、最適な設定を自動で設定
- 45度や90度のアングルプローブや厚物測定用プローブ等、多様なプローブをラインナップ
- キーパッドには感度調整可能なタッチセンスパネルを採用
- 校正・動作確認用のフォイル3枚とゼロベース試験片(アルミ・鉄)が付属
仕様
測定方式 | デュアル膜厚計 *鉄等の磁性金属用の電磁膜厚計と、アルミ・銅等の非磁性体金属用の渦流膜厚計の両方式を搭載 |
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測定範囲 | 0~5,000μm(0~5mm) *プローブにより異なる。標準プローブの測定範囲は0~1,500μm(0~1.5mm) |
測定単位 | μm/Mils |
表示分解能 *標準プローブ使用時 | 0.1μm:0~99.9μm、1μm:100μm~ |
精度 | ±1~3% +2μm *プローブにより異なる |
測定回数 | 約99回/分 |
校正モード | ゼロ点、ゼロ点+1点、ゼロ点+2点、1点、2点 ISO 19840、SSPC-PA2、SS 184160、AS 3894.3 |
統計情報 | 測定数、最小値、最大値、平均値、範囲、標準偏差、変動率 |
ディスプレイ | 128 × 64 ピクセル、LEDバックライト(ON/OFF/AUTO) |
キーパッド | タッチセンスパネル(感度調整可) |
寸法 | 78(W)× 117(H)× 24(D)mm |
重量 | 約200g(電池含む) |
動作温度範囲 | -10~50℃ |
電源 | 単3電池2本 約100時間動作 |
保証期間 | 1年(保証対象は本体のみ) |
機能 | グラフ表示、差厚表示、連続測定、カップリングチェック、アラーム、メニューロック |
データロガー | オプション(保存件数:32,000件、保存モード:マニュアル/自動) |
付属品 | 本体、標準プローブ、膜厚試験片(フォイル3枚、ベース2枚)、ケース、取扱説明書、校正証明書、保証書 |
お見積・お問い合わせ
会社概要
会社名 | : | ダコタ・ジャパン株式会社 |
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所在地 | : | <本社> 〒338-0002 埼玉県さいたま市中央区下落合5丁目10番5号 <本製品を管轄している部門> 〒330-0802 埼玉県さいたま市大宮区宮町4丁目150番1号 |
代表取締役 | : | 深澤 義知 |
事業内容 | : | 非破壊検査機器の販売および校正 |
サイトURL | : | https://www.dakotajapan.com |