4−1 測定モードの選択
マルチモードキーを押します。測定モードが6つ表示されます。
▲▼キーで、測定モードを選択し、エンターキーを押して確定します。
- 「P-E」、「PECT」、「PETP」を選択した場合は、4-2 零点調整へ移動します。
(※PECTを選択した場合は零点調整の後に、続けて4-3 膜厚の零点調整も行ってください。) - 「E-E」、「E-EV」を選択した場合は、4-4 音速の校正へ移動します。
- 「CT」を選択した場合は、4-3 膜厚の零点調整へ移動します。
※ご使用いただくトランスデューサーによっては、対応していない測定モードもあります。その場合は表示画面が一部異なります。
4-2 零点調整
≪「P-E」、「PECT」、「PETP」モードで使用します≫
零点調整用試験片に探触子をあて、画面に数値が表示されたら、メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[送信部 設定]にカーソルを合わせます。
▲▼キーで[ゼロ点調整]にカーソルを合わせ◀▶キーで[マニュアル]を選択します。エンターキーを押します。
[膜厚:オン]または[膜厚:オフ]を選択し、OKキーを押します。測定画面に戻ります。
4-3 膜厚の零点調整
≪「PECT」、「CT」モードで使用します≫
実際に測定する材質の塗装が無い部分に探触子をあてます。画面に数値が表示されたら、メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[送信部 設定]にカーソルを合わせ、▲▼キーで[零点調整 膜厚]を選択し、エンターキーを押します。
OKキーを押すと、膜厚のゼロ点調整が完了します。測定画面に戻ります。
4-4 音速の校正
≪①または②のいずれかの方法で、音速の校正を行います≫
① マテリアルリスト
メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[校正]にカーソルを合わせます。▲▼キーで[材質]を選択してエンターキーを押します。
▲▼キーで、設定したい材質を選択します。 選択後、エンターキーを押して確定します。
② 1点校正
正確な厚さがわかる試験片を準備します。試験片に接触媒質を塗布し、探触子を押し当てます。
測定値が表示されている状態でメニューキーを押し、タブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[校正]にカーソルを合わせます。▲▼キーで[1点校正]を選択してエンターキーを押します。
数値入力が表示される為、試験片の厚さを入力します。
◀▶キーで桁位置を選択し、▲▼キーで数字を入力します。入力後OKキーを押して確定します
ゲインの調整
① 測定モード「P-E」、「PECT」、「PETP」を選択している場合
メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[受信部 設定]の中の[ゲイン]にカーソルを合わせます。適切なゲインを5種類の中から、◀▶キーで選び、エンターキーを押して確定します。
測定キーを押すと、測定画面に戻ります。
② 測定モード「E-E」、「E-EV」、「CT」を選択している場合
メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[受信部 設定]の中の[AGC]にカーソルを合わせます。◀▶キーで、1~20段階のゲインを選択し、エンターキーを押して確定します。
測定キーを押すと、測定画面に戻ります。
測定値の保存(※CMX DLのみ)
メニューキーを押してタブメニューを表示します。
メニューキー、またはエスケープキーを押して[測定データ]にカーソルを合わせます。▲▼キーで[新規]を選択し、◀▶キーで[スプレッドシート]を選択します。
エンターキーを押すと、スプレッドシートの詳細設定画面に移ります。
[名称]、[スタート]、[エンド]、[カーソル方向]を設定します。
▲▼キーで[保存]にカーソルを合わせ、エンターキーを押します。
「ファイルを作成します」という文が表示されるので、OKボタンを押して確定します。
下図のように、測定画面下にスプレッドシートが作成されます。エンターキーを押すごとに各セルに数値が保存されます。