プローブの選択(Vパス補正)
メニューキーを押します。
右下に「PROB」と表示されるまで、[+]キーか[-]キーを押します。
「電源/決定キー(↩)」を押すと、「EDIT」が表示されます。[+]キーか[-]キーで、6種類のプローブタイプから選択します。
選択したら「電源/決定キー(↩)」を押し、確定します。
※上記以外のトランスデューサーをご使用の場合は、同じサイズで周波数が近いものを選択してください。
零点調整
接触媒質(カプラント)を本体上部の 零点調整用試験片に少量塗布します。
※接触媒質を塗布しないと測定ができません。
接触媒質(カプラント)を塗布した零点調整用試験片にトランスデューサーを接触させます。
バーグラフが最大になっていることを確認し、「零点調整キー(PRB 0)」を押します。この状態が零点(基準)になります。
※零点調整によりゼロが表示されるわけではありません。表示される数値に意味はありません。
1点校正
測定物と同じ材質で厚さが既知のテストピースを準備します。
テストピースに接触媒質(カプラント)を少量塗布し、トランスデューサーを接触させます。
ディスプレイ左上のバーグラフが多数表示されていて安定している事を確認し、[CAL]キーを押します。
[+]キーか[-]キーで(既知の)テストピースの厚さに合わせます。
「電源/決定キー(↩)」を押して厚さを確定します。
実際の音速が表示されます。 「電源/決定キー(↩)」を押します。これで1点校正は終了です。
2点校正
測定物と同じ材質で厚さが既知の試験片を準備します。
試験片に接触媒質(カプラント)を少量塗布し、プローブを接触させ、1点目(薄い方)の測定を行います。
ディスプレイ左上のバーグラフが多数表示されていて安定している事を確認し、[CAL]キーを押します。
[+]キーか[-]キーで(既知の)テストピースの厚さに合わせます。
[PRB 0]キーを押すと「1OF2」と表示された後、測定画面に戻ります。
これで1点目の校正が完了です。
次に厚さの異なる2点目(厚い方)の試験片に接触媒質(カプラント)を少量塗布し、プローブを接触させ、2点目の測定を行います。
ディスプレイ左上のバーグラフが多数表示されていて安定している事を確認し、[CAL]キーを押します。
[+]キーか[-]キーで(既知の)テストピースの厚さに合わせます。
「電源/決定キー(↩)」を押して厚さを確定します。
実際の音速が表示されます。「電源/決定キー(↩)」を押すと、2点目の校正が終了します。
音速直接入力
測定物や試験片に探触子(プローブ)を当てていない状態で、[CAL]キーを押します。
現在の音速が表示されます。
[+]キーか[-]キーにて、取扱説明書巻末の音速一覧表を参考にし、測定する材料の音速を入力します。
入力後、「電源/決定キー(↩)」を押し、確定します。
マテリアルリストからの音速選択
あらかじめ固定された8種類の材質情報と、ユーザーが設定できる音速2種類の合計10種類の材質(音速)を切り替えて使用することができます。
メニューキーを押します。
右下に「MATL」のメニュー項目が表示されるまで[+]キーか[-]キーを押します。
電源/決定キー(↩)キーを押します。
画面左下にEDIT表示されるので、[+]キーか[-]キーで測定する材質を選択します。
※ユーザー設定の材質を選択した場合は音速設定の画面となりますので、[+]キーか[-]キーで音速値を設定し、「電源/決定キー(↩)」を押します。
表示単位
測定単位を切り替えます。メニューキーを押します。
右下に「UNIT」のメニュー項目が表示されるまで[+]キーか[-]キーを押します。
電源/決定キー(↩)を押すとEDITが表示されます。
[+]キーか[-]キーで「MEtr」-ミリ「MM」または、「EnGL」-インチ「IN」を切り替えます。
電源/決定キー(↩)を押すと確定され、測定画面に戻ります。
バックライト
メニューキーを押します。
右下に「LITE」と表示されるまで、[+]キーか[-]キーを押します。
「電源/決定キー(↩)」を押すと、「EDIT」が表示します。[+]キーか[-]キーで、「OFF/AUTO/ON/」が切り替わり、LCDディスプレイの明るさを調整することができます。「電源/決定キー(↩)」を押して確定します。
「OFF」以外の設定時は、続けて 明るさの選択に移ります。
[+]キーか[-]キーで設定を選択して、「電源/決定キー(↩)」を押します。
ゲインの調整
「VERY LOW / LOW / MED / HIGH / VERY HIGH」の5段階にゲインを切り替えることができます。
測定値が安定しない場合や誤った厚さが表示される場合には、ゲインを変更してください。
※エコー・エコーモードでは「LOW / MED / HIGH 」の3段階の感度調整になります。
感度調整キーを押します。
[+]キーか[-]キーで、適切なゲインを設定します。設定したら電源/決定キー(↩)を押します。
選択したゲインが測定画面に表示されます。
アラームモード
メニューキーを押します。
右下に「ALRM」のメニュー項目が表示されるまで[+]キーか[-]キーを押します。
電源/決定キー(↩)を押すとEDITが表示されます。
[+]キーか[-]キーで「ON」、「BEEP」、「OFF」を切り替え、電源/決定キー(↩)を押して選択します。
「ON」または「BEEP」を選択した場合は、続けて厚さの設定に移りますので、[+]キーか[-]キーで下限値[LO]を設定して決定キー(↩)を押して、確定します。
続けて、下限値[LO]と同様に、上限値[HI] を設定して決定キー(↩)を押して確定します。
測定値が下限値未満か上限値を超える場合は、LEDに「赤」が点灯します。(左写真参照)
上・下限値の間の場合は「緑」が点灯します。(右写真参照)
差厚測定(ディファレンシャル)モード
予め設定しておいた厚さを差し引いて表示する事ができます。測定対象物の厚さの限界値を設定しておくと、その限界値までの残厚を表示する事ができます。
メニューキーを押します。[+]キーか[-]キーを何度か押し、右下に「DIFF」のメニュー項目を表示させます。電源/決定キー(↩)を押すとEDITが表示されます。
[+]キーか[-]キーで「ON」を選択し、決定キー(↩)を押します。
続けて厚さの設定に移りますので、[+]キーか[-]キーで管理したい厚さを設定後、決定キー(↩)を押します。
ディスプレイ下部には「DIFF」のアイコンが表示されます。また、単位の左側には、測定値が管理したい厚さよりも厚い場合は「+」が、測定値が管理したい厚さよりも薄い場合は「-」が表示されます。
音速測定モード
厚さを設定することにより、音速を測定し表示します。材料の異材判別や材質管理に使用する事ができます。
メニューキーを押します。[+]キーか[-]キーを何度か押し、右下に「VX」のメニュー項目を表示させます。電源/決定キー(↩)を押すとEDITが表示されます。
[+]キーか[-]キーで「ON」を選択し、決定キー(↩)を押します。